欠勤_懲戒処分

無断欠勤等による懲戒処分事例【報道】

報道機関が公表する懲戒処分事例のうち”無断欠勤等の懲戒事例”について情報を整理した。

懲戒処分を検討に際しては,公的機関や民間企業における具体的な実例に過ぎず,必ずしも裁判に耐えうる処分事例とは限らないことを考慮の上,参考にしてもらいたい。

【参考記事】

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懲戒処分の基準
目次

2018.9.12 無断欠勤111日 小学校の男性教諭を懲戒免職処分

愛知県教育委員会は12日、111日間無断欠勤したとして、愛知県みよし市立三好丘小の工藤勇人教諭(47)を懲戒免職処分とした。教え方が分かりにくいなどと児童や保護者から指摘され、4月から指導改善研修を受ける職務命令が出ていたが、従わなかった。
県教委によると、平成20年から同校で勤務し、学級副担任や授業でほかの教諭を補助していた。教諭は4月からの研修を受けず、5月25日以降は学校にも来なくなった。市教委が、正当な理由がない欠勤は懲戒処分の対象になると複数回通知書を送付したが、教諭から連絡はなかったという。
県教委は12日に郵便書留で懲戒処分を通知した。欠勤分の給与返還も求める。

2018.11.26 週1,2回,20分程度サボりが発覚し減給の懲戒処分

15年7月~18年10月、週1、2回、市役所2号館地下の喫茶スペースで1回20分程度休憩していたとして、建設局の課長級の男性技術職員(64)と住宅都市局の係長級の男性技術職員(64)を減給10分の1(1カ月)とした。(神戸新聞)

2019.2.25 20日以上欠勤で懲戒免職 陸自第1特科団

【千歳】陸上自衛隊第1特科団(千歳)は25日、昨年3月から所在不明となって正当な理由なく20日以上欠勤したとして、同団第1地対艦ミサイル連隊の30代の男性3等陸尉を懲戒免職処分にした。
同団によると3等陸尉は昨年3月19日から欠勤し、現在まで所在不明という。(北海道新聞)

2019.2.25 1日無断欠勤、東京のネットカフェで発見 停職1日

陸上自衛隊千僧駐屯地(兵庫県伊丹市緑ケ丘7)は25日、無断で1日欠勤したとして、第3後方支援連隊の男性陸士長(24)を停職1日の懲戒処分にしたと発表した。
陸士長は1月6日、帰隊時刻になっても戻らず、翌7日に東京都内のインターネットカフェにいるのが見つかった。調べに対し「自衛隊を辞めたくなった」などと話したという。(神戸新聞)

2019.3.15 不正外出しホテル勤務、男性隊員を懲戒免職 陸自木更津

陸上自衛隊木更津駐屯地は15日、不正に外出して75日間無断欠勤したとして、第1ヘリコプター野整備隊の20代の男性陸士長を懲戒免職処分とした。
同駐屯地広報室によると、男性陸士長は昨年9月2日午後2時ごろ、木更津駐屯地のフェンスを乗り越え不正に外出して所在不明になった。同年11月16日午後7時半ごろ、福岡市内のホテルで勤務しているところを捜索中の隊員に発見された。
陸自の聴き取りに対し、男性陸士長は「自衛隊が嫌になった」などと話したという。(千葉日報)

2022.2.23 無断で遅刻や早退を繰り返し、注意した上司を脅迫 市役所職員を懲戒免職

宮城県登米市は22日、建設総務課主事の男性職員(34)を懲戒免職にしたと発表した。発表によると、職員は昨年10月以降、無断で遅刻や早退を繰り返し、今年1月20日には市役所で話し合いをしていた上司の50代男性に「職員全員刺すか、何するか分かりませんよ」と脅迫した。今月16日、古川簡裁に脅迫罪で略式起訴され、罰金10万円の略式命令を受けた。
また、市は市消防本部の係長級の男性職員(44)を減給10分の1(3か月)とした。部下に「お前と仕事したくない」「他の職員と代われ」などのパワハラ発言を繰り返した。いずれも処分は21日付。(読売新聞)

2022.2.24 准教授、連絡メールを「迷惑」扱い・緊急性ないのに警察通報 出勤停止3か月懲戒処分

金沢大学は22日、同大の医薬保健研究域医学系の50代の男性准教授を出勤停止3か月の懲戒処分にしたと発表した。処分は14日付。
発表によると、准教授は学長からの出頭命令を拒否し、連絡のメールを迷惑メール扱いとして開封しないなど業務放棄を行った。また、数年間にわたって同大職員に強圧的な言動を取り、緊急性がないのに警察に通報して職場秩序を乱した。(読売新聞)

2022.3.7 委員会など無断欠席を繰り返した弁護士を業務停止の懲戒処分

兵庫県弁護士会は7日、懲戒請求に対する調査を行う綱紀委員会などへの無断欠席を繰り返したとして、同県芦屋市に事務所を置く弁護士(58)を業務停止3か月の懲戒処分にしたと発表した。処分は5日付。
同会によると、懲戒請求などに関する3件の事案について、2020年12月~21年1月に同会綱紀委員会への出席を計6回求めたが、いずれも連絡なしで欠席した。
依頼者と弁護士との間に起きた問題を同会が調停する紛議調停事件でも、20年12月~21年3月に計4回、紛議調停委員会への出頭を求めたが、全て欠席したという。同会によると「欠席理由について説明はない」という。
弁護士は今年2月にも訴訟依頼者に虚偽の報告をするなどしたとして、業務停止1か月の懲戒処分を受けていた。(神戸新聞)

2022.3.15 上司を突き飛ばした20代部下を停職の懲戒処分

航空自衛隊入間基地(埼玉県狭山市)は14日、20代の男性空士長2人を停職の懲戒処分にした発表した。
同基地によると、中部航空警戒管制団基地業務群業務隊所属の男性空士長は昨年8月5日、基地内で上官から休暇の取得に関する指導を受けたことに腹を立て、上官の胸や肩を突き飛ばすなどしたほか、同20日午後6時から約1日無断外出し、停職9日の処分となった。
第1高射群指揮所運用隊の男性空士長は上司の許可を得ずに休暇証を作成し、昨年7月8日午後5時45分ごろから約5時間半、外出して停職3日となった。(埼玉新聞)

2022.3.15 30代男性陸尉が無断欠勤 停職の懲戒処分

陸上自衛隊千僧駐屯地(兵庫県伊丹市)は15日、正当な理由がなく1日欠勤したとして、第3偵察隊に所属する30代の男性2等陸尉を停職1日の懲戒処分にしたと発表した。処分は同日付。
同駐屯地によると、男性は2019年11月26日、業務の開始時刻になっても出勤せず所在が分からなくなっていた。隊員が捜索していたところ翌日午前に本人から連絡があり、川西市内の自宅で保護された。
男性は「業務がはかどらず悩んでいた。神戸市内にいた」などと話しているという。(神戸新聞)

2022.3.29 職場離脱199回 大阪府立高校教諭を懲戒免職

大阪府教育庁は29日、勤務中に計199回にわたり学校を離れ、同僚に約85回授業を代行させたとして、府立島本高校の男性教諭(63)を免職処分にしたと発表した。
府教育庁によると、男性教諭は再任用で保健体育科の教員。令和2年4月~3年12月の勤務中に199回(約695時間)にわたり学校を離れ、大阪市内の商店街などに行っていた。男性教諭は同僚に「介護のために出る」などと伝え、退勤時間の打刻と授業の代行を依頼。実際に同僚が約85回、授業を代行した。男性教諭は「母親の介護や体調不良があり現実逃避したかった」と説明。同僚教員は「断り切れなかった」と話しているという。(産経新聞)

2022.3.30 正当な理由なく8日欠勤、上司には暴言繰り返した高校教諭を減給の懲戒処分

札幌市教育委員会は29日、正当な理由なく欠勤するなどした札幌平岸高(豊平区)の30代男性教諭を減給10%(6か月)にするなど4人を懲戒処分にした。
発表によると、この男性教諭は昨年3月3~26日、同年8月16日に正当な理由なく計8日3時間50分欠勤したほか、上司に対して暴言を繰り返した。
このほか、昨年11月1日午後に正当な理由なく欠勤した開成小(東区)の30代女性教諭を減給10%(2か月)、昨年8~10月に男子児童に対し手のひらで頭を押さえつける体罰などを行ったとして明園小(東区)の50代男性教諭を同(1か月)、口座を売った手稲中央小(手稲区)の20代男性教諭を同(1か月)とした。同教諭は今月31日付で依願退職する。(読売新聞)

2022.4.13 無断欠勤で海自隊員を戒告の懲戒処分

海上自衛隊舞鶴地方総監部は11日、無断欠勤したとして護衛艦「みょうこう」の1等海士(20代)を戒告の懲戒処分にしたと発表した。(毎日新聞)

2022.4.21 無断で実家帰省 2隊員を停職の懲戒処分

海上自衛隊舞鶴地方総監部は20日、無断で帰省したなどとして、舞鶴基地業務隊の海士長と第4術科学校の海士(いずれも20代)を停職1日の懲戒処分にしたと発表した。
海自によると、海士長は2020年8月20日、当時の所属部隊に無断で実家に帰り、部隊からの連絡に故意に応答しないなどの規則違反があった。(毎日新聞)

2022.5.10 海自岩国、長期無断欠勤の海曹長を懲戒免職

海上自衛隊岩国基地(山口県岩国市)は10日、無断で20日以上欠勤したとして、第31整備補給隊の男性海曹長(51)を懲戒免職にした。(中国新聞)

2022.5.25 数分の遅刻6回、勤務時間25分満たさず 農政局が職員を戒告の懲戒処分

遅刻を繰り返したのに必要な届け出を怠ったとして、近畿農政局は24日、淀川水系土地改良調査管理事務所(京都市伏見区)の60代男性職員を戒告の懲戒処分にしたと発表した。
同局によると、男性職員は昨年4~11月に計6回、始業時間を数分遅れて出勤。必要な届け出をせず、計25分間、勤務時間を満たしていなかった。
通勤手段は自動車で、男性は周辺の交通事情で遅れたと説明。「深く反省している」と話しているという。(読売新聞)

2022.5.26 寝坊で出港に間に合わず 海自、護衛艦の海士を減給の懲戒処分

寝過ごして出港に間に合わなかったとして、海上自衛隊は26日、護衛艦「おおなみ」所属の30代の男性海士を減給1か月(15分の1)の懲戒処分とした。(神奈川新聞)

2022.6.2 欠勤繰り返す職員を戒告の懲戒処分に

八王子市は、正当な理由がない欠勤を繰り返したとして福祉部の男性職員(52)を5月30日付で戒告の懲戒処分にしたと発表した。
市によると、男性職員は昨年8月と11月の計6日間欠勤した。体調不良などを理由に事前連絡した場合もあったが、療養休暇と認められるための医療機関の証明などを事後も提出しなかった。(毎日新聞)

2022.6.30 勤務中に無断休憩20回 三田市職員を戒告の懲戒処分

兵庫県三田市は30日、勤務時間中に駐車場の車内で無断休憩を繰り返し取り、地方公務員法の職務専念義務に違反したとして、道路河川課の60代の男性職員を戒告の懲戒処分にしたと発表した。処分は29日付。
市によると、職員は今年3~5月に公用車で外勤中、通勤で使うマイカーを止めている駐車場に移動。車内で20分ほどの休憩を計20回取ったという。5月中旬、市に情報提供があり発覚した。職員は「電話で友人の相談に乗っていた」と説明しているという。(神戸新聞)

2022.7.5 100日間無断欠勤で男性陸士長を懲戒免職

陸上自衛隊第2師団(旭川)は5日、正当な理由なく100日間欠勤したとして、第25普通科連隊(オホーツク管内遠軽町)の男性陸士長(27)を懲戒免職処分にした。(北海道新聞)

2022.9.16 音信不通で74日欠勤の市職員を停職の懲戒処分

宇都宮市は16日、正当な理由がないのに計74日欠勤したとして、保健福祉部の40代女性を停職4か月の懲戒処分にした。女性は「体調不良の影響で連絡できなかった」などと説明したというが、市は「女性が欠勤期間中に通院のため車を運転するなど連絡は可能だったと判断した」としている。
市によると、欠勤期間は5月16日から9月9日。女性は欠勤当初、上司らに「体調不良で休む」と連絡、6月に「診断書が出た」と説明したが、その後音信不通になった。上司や人事課が電話したり自宅を訪問したりしても連絡がつかず、今月6日、女性宅で面会できたという。(産経新聞)

2022.9.20 海自呉、無断欠勤の21歳海士長を減給の懲戒処分

海上自衛隊呉地方総監部(呉市)は20日、無断欠勤をしたとして、潜水艦まきしおの海士長男性(21)を減給15分の1の懲戒処分にしたと発表した。同総監部によると、海士長は7月20日、帰隊時間になっても部隊に戻らず、正当な理由なく欠勤した。「多大な迷惑をかけた」と反省しているという。(中国新聞)

2022.10.5 住民票取得で無断欠勤6時間 空自岐阜基地の研究職男性を減給の懲戒処分

航空自衛隊岐阜基地(岐阜県各務原市)は5日、正当な理由がないまま約6時間欠勤したとして、飛行開発実験団飛行実験群研究職の男性を減給15分の1(1か月)の懲戒処分にしたと発表した。
同基地渉外室によると、男性は昨年11月2日、勤務時間中の午前9時30分から午後3時30分ごろまで無断で欠勤し、各務原市役所で住民票を取得するための手続きをしていた。長時間にわたり姿が見えないことを不審に思った上司が男性に携帯電話で連絡を取り、発覚した。(岐阜新聞)

2022.10.7 上司の許可なく勤務中に離席、何度も不在1時間超 市職員に戒告の懲戒処分

埼玉県北本市は6日、離席や欠勤を繰り返したなどとして、地方公務員法の規定に基づき、同日付けで職員2人を戒告の懲戒処分にしたと発表した。
市によると、元都市計画政策課で現環境課の主任級職員(35)は昨年11月4日から今年2月28日までの間、上司の許可なく勤務時間中に離席し不在にするなど、職務専念義務に反する行為が認められた。離席が1時間を超えるようなことも複数回あった。都市計画政策課の主任級職員(55)は休みがちだったが、昨年度に正当の理由がないにもかかわらず10日間の欠勤があり、戒告処分にしたという。(埼玉新聞)

2022.10.14 無断欠勤した県職員、出勤した際に事情を聞かれると上司の頭をファイルでたたき暴言吐く 停職の懲戒処分

山形県は13日、上司に暴行するなどした50代男性主査級職員を停職8か月の懲戒処分にしたと発表した。
県人事課の発表によると、50代の男性職員は庄内総合支庁に所属し、9月12日から無断欠勤していたが、同月、出勤した際、事情を聞こうとする上司の頭をプラスチックのファイルでたたき、暴言を吐いた。(読売新聞)

 

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